翌日のことだった。


私は、春幸くんの部屋を掃除していた。



本と本の間に挟まった赤い紙を見つけた。


「召集…令状?」


赤紙だ。



「なんで…なんで…どうして春幸くんなのよっ!」


私は思い切り泣いた。