夏の空に

「おれは〜!春幸くんになら夏奈子をやってもいいけど〜」


「何言ってんの!もう酔っちゃって!」


私はお父さんを起こそうとするけど重くて動かせない。

「夏奈子。俺が代わる」

いきなり横から春幸くんがでてきた。

そしてお父さんの腕を肩に掛けると、隣の部屋に行き、お父さんをそっと寝かせた。

「ありがとう」


「ぜんぜん!」


この時、私達は四日ぶりに目を合わせた。