おもわずベッドに 飛びのったさくら。 仰向けになりながら、 白い天井を一点に 見つめ、 「私、 本当にこの家に居て 幸せなのかな? 幸せってなんだろう? 私、将来何がしたいのだろう? 」 考えすぎてしまったのか、 中身が無い頭で、 考えすぎて思考回路が おかしくなったのか、 さくらの目からは、 うっすらと涙がこぼれていた。 そんな静かな空気を 壊すように、 「リンリン・リンリン」 電話が鳴った。