紅い口紅を引いて、

グロスを重ねて塗る。


アイシャドウも、

つけまもマスカラもばっちり。



どう考えても、

男を誘ってるようにしか

見えない容姿。


高いヒール。



『ふふ・・・


 完璧っ。』



一人呟き、トイレを出た。



あたしが向かっているのは、




夜の街。



なんでバイトで夜の街なんだよ。


て感じだよねぇ。



・・・それは、あたしが風俗店でバイトしてるから。