「オマエ、俺様が格好イイからって見惚れてんなよなー。」
「はぁ!?見惚れてないし!てか、自分で格好イイとか言っちゃう辺りが致命的にアホよねっ!」
撮影が終わり、コンサートの為に即行会場へ向かう。
リハに間に合わないので、ぶっつけ本番だ。
時間の開く限りは、古山クンが車を出してくれるケド、今日は他のスタッフに付き添って駆けつけらんないから、公共手段で移動。
公共手段とか・・・
今をトキメクトップアイドルなのに、意外とこーいう辺りはフツーなんだよね。
勿論、大騒ぎにならないように、イブキは帽子を深く被って、サングラスなんかしてるケド。
そんな格好もフツーに様になっていて、イブキと看破されないまでも、かなり女の視線集めてますが?
や、格好イイとか、あくまで一般論だけど。
「自分で言えちゃうほどモテますから。」
「シネ。ナルシスト。」


