床にへしゃげている男を置き去りに、ヒールを打ち鳴らしてロールを指示されたトコロへさっさと運んだ。



取り付けまで手伝って、カメラ助手が薄いのを見かねてレフ板を掲げる仕事まで請け負った。


ハエにたかられるよか、こっちの方が楽だわ。





にしても、



あちーっ。






クーラー効かせてるケド、ライトの熱って強烈。


ほんの端っこに掛ってるだけでも暑いんだから、真っ向から受けてるイブキは相当暑いはず。



なのに、イブキは暑さを微塵も感じさせず、汗一つ掻いてない。



こないだも、『先取り秋物特集』って、ただでさえ暑いのに秋物着て外で撮影した時もそうだった。





これがプロ根性ってヤツ?