二人でワケの分からない事ごしゃごしゃ話しているケド、ともかくヒョーガに喧嘩の意志はなくなったようで一安心。




「はい!今日はお開き!兄ぃを怒らせなくなかったら大人しく引き下がりなさい。」


「オマエは一々リッカリッカと・・・。」



忌々しげに呟くイブキに顎を聳やかす。





「ふん。どーせアンタ等なんて束になったって兄ぃの足元には及ばないんだから。アタシごときに勝てないくせに。」




挑発的に顎を突き上げるとイブキとヒョーガが揃って疲れたような溜息を吐いた。



「それ、本気で言ってんなら男舐め過ぎだ。」


「そうそ。さすがに女の子はねー。幾らハルが強くても全力で殴れないヨ?」