「・・・・お祭?」
「おー。チッコイ神社だから花火はあがんねぇみたいだけど。」
・・・アタシはこれをどう取ったらイイのかな。
「嬉しくねーの?夏っぽいコトしたかったんだろ?」
「う・・・・ウレシイ、です。」
ヤバイ、なんか、テンション上がった。
イブキに手を引かれて神社へ踏み込む。
その横顔をちらっと伺った。
イブキはバカだから多分気付いてないんでしょ?
お祭に来れたことがウレシイんじゃなくて。
アンタがアタシのコト、
アタシの言ったコト、
気にしてくれたんだって。
そんな些細なコトが・・・・・なんだか、スゴク嬉しいの。