「…じゃあ、そろそろアレしますか」 「アレ?」 衡は立ち上がった。 何やらタンスから、ごそごそ探してから私を振り返り、 「陽菜乃さん。目をつむってください」 「?…は、はい…」 何するんだろ…? 目をつむって数秒。右手の指先に感覚があった。 「…どうぞ」 目を、開ける。 小さなハートが付けられた、指輪だ…