「なあなあ!次はジェットコースター乗ろう!」 「うんう…あ」 三葉の、ジェットコースターという王道の言葉に乗っかろうとして、宮野の不機嫌ムードにハッとする。 上げた手を、おろおろ下げながら、笑顔が引き攣った。 「わ…私いいや…」 宮野が不機嫌なのに、楽しめるわけがない。 ごめんね…デートなのに…