「ありがとうございます…」 「そうよー!困ってた割には、出来てたじゃない」 美佳はケラケラ笑っていた。 どうも、私と宮野が付き合い始めた辺りから、からかうことが多くなった気がする。 「それじゃあ、良い夏休みを!グッバ~イ」 そういえば、生徒管理の先生は英語の教師だったりする。 社交的な性格で、外国人とジェスチャーだけでも語れそうな感じだ。 何だかんだ、夏休みがスタートした。