あれー?怒られちった。


「シャツ出し!直して。先生呼ぶわよ」

「ちっ。やればいんだろ…」


渋々、男子はシャツを入れる


私はそれを確認して、親指を立てて「GOOD!」とニカリ笑ってみせた。



「あれ。宮野じゃん」


男子が悪態つきながら立ち去った後、宮野が急いだ息継ぎで正面に立って来ていた。


「おまっ…今、」

「へ?今がどうした?」


宮野の顔が赤い。なんで?



「いま―――」