三葉? 小さい頃に、引っ越しを伝えに来た時も 同じような顔してた…。 「抱きしめるのは、これが最後。 行け、ひな」 悲しみを押し殺した、寂しそうな微笑み。 私は知ってる。 人のためだけの、この笑顔。 「―――三葉先生」 離されたその手を握り、私は三葉を抱き込んだ。 ばいばい、お兄ちゃん。