「…ぁ…ん?」


まぶしい。


カーテンが揺れて、光が入り込んできてるんだ。


見慣れた、保健室。


眠ってたんだろうけど、まだ眠いな…。


「ひな?」


げっ…いたんだ、三葉。


「んな顔すんなよ。悲しくなる」


「私答えるつもりないから。―――私は、衡が好きだもん」


てっきり、不満そうにするかと思ってた。


けれど三葉は、微笑んだ