「ぅ~…ん…」 そこにある記憶。階段は分かる。でも私、何で落ちたんだろう。 考え込んでいると、保健室の扉が開いた。 思わず身構えると、扉の影は、私を見つけて走って来た。 ―――衡! 「陽菜乃!!良かったー!!大丈夫か?血とかは流れてないな?」 「う…?うん」 安堵のためか、衡は柄にもなく私を抱きしめた。体温…っ