快晴。


7月13日、水曜日。



「陽菜乃。何か飲む?」


カタン、と落ちる音がして、宮野は自分の水を取り出した。


私は暑い空を見上げながら、


「うん。コーラが良いな」

「リョーカイ。姫」



宮野は、いつものコーラに小銭を投入、

私に「はい」と手渡す。


コーラの炭酸が、のどを通り抜けた。