ピンプルルルルー プルル…ポーン ピンポー…プルルルルルー 「奈々―!!」 あたしは寝ぼけてて どっちが鳴ってるのか 分かんないままママが 呼んでて下に下りた。 「奈々!!ちょっと電話出て!! お母さん郵便取ってくるから!」 あ。どっちも鳴ってたんだ…。 「…はい」 あたしは眠い目をこすりながら 返事をした。 「雪乃 奈々さんですか…?」 超聞いた事のある声がした…。