私は男子たちは睨んだ
男子たちは何事もなかったように椅子に座っている
その姿を見ると、ますます腹が立ってきた
「伊藤先生、立花さんのお母様からお電話が。」
「おお、今行く。お前ら、親が迎えにきてくれるからな。ここで待ってるんだぞ?」
そう言って、伊藤という先生は、急いでその場を去った
先生がいなくなると、私はボソッとつぶやく
「もう最悪。あんたたちのせいで…。」
「は?なんで俺たちのせいになるんだよ。
…っていうか、だいたいリクがいけねぇんだろ。
獲物捕まえたー…とかなんとか言って。」
「はー?なんで僕のせいになるんだよー。」
「あー。なんでこんなプリントしなきゃなんねぇんだよ。」
それは私のセリフですけど。
それからも、3人はお互いに文句を言い合っていた
私は呆れて、黙り込んでいた
しばらくすると、1人の男子に話しかけられる
「なー、お前なんて名前なの?」
「立花凛香だけど何か?」
「いやいや、そんな怒んなって!!
さっきのことは謝るからさぁ。」
「許さないし。」
「…しょーがねぇじゃん。俺らは『吸血鬼』なんだしさ。」
「そーそー。許せって!!」
え
吸血鬼?
吸血鬼って……え?
今、吸血鬼って言ったよね
「…からかわないで。吸血鬼とかいるわけないじゃん。」
「はー?なんだよ。信じねーのか?」
「当たり前だし。私はそんなことに騙されるような、馬鹿じゃありませんから。」
「…なら、信じねーでいいよ…。」
「………。」
信じるわけないじゃん
吸血鬼なんて…
アニメやゲームじゃあるまいし
