私は唇を噛んだ
目をギュッと閉じて。
片倉先輩……!!!
きっと光と二人きりになった時に…
血を一滴残さずー……!!!
第一、こんな遅くにデートなんかするはずがない
人がいない、薄暗い公園でー……!!
私は家を飛び出した。
携帯を握りしめて。
「はぁ……はぁ……」
体力が限界に近づいてきた
息をハアハア鳴らして、一生懸命に走る
中央公園。
私の家から走ると、15分くらいかかる。
「あっ……凛香!!」
曲がり角まで来ると、あの三人とぶつかった
喧嘩したはずの三人が、一緒に行動している
不思議に思ったけど、そんなことを気にする場合じゃない
「三人も……中央公園に…?」
「ああ。今、『鍵川がやばい』ってハクから聞いたんだ」
「じゃあ…あの紙は…?」
「俺が置いた」
ハクさんが無表情で答える
