黒板の前に立って凛夏が指示をすると、皆、鞄の中から生徒手帳を取り出した。それに続いて私も鞄の中を覗いた。
(あれ…)
いつも生徒手帳を入れている場所には生徒手帳が入っていなかった。
(ない!ない!どうしよ〜)
私は周りを見渡してみたが、生徒手帳を忘れた様子をしている子はいなくて。
私はとても焦っていた。
なぜなら生徒手帳はのカバーは蛇の皮で作られているからだ。
特注品でとても珍しいもので、
「ものを大事にする」という校訓があるこの私立の学校では、常に自分の身に手帳を携帯しておかなければ、風紀検査の際に一点引かれてしまうのだ。
(ほんと、わけわっかんない!この学校!)
「ど、どうしよ〜」
一人でそう呟いたとき、誰かに左肩をたたかれた。
「もう!何よっ!」
イライラしながら左を向くと…
「これ、あんたの?」
黒河くんが手帳を私に向かって差し出していた。
「あ…ありがとうございます」
差し出された手帳を受け取り中を見てみると、確かにそこには私の証明写真が貼ってあって。
「あの…これどこで拾ったの?」
「………………」
(あれ…)
いつも生徒手帳を入れている場所には生徒手帳が入っていなかった。
(ない!ない!どうしよ〜)
私は周りを見渡してみたが、生徒手帳を忘れた様子をしている子はいなくて。
私はとても焦っていた。
なぜなら生徒手帳はのカバーは蛇の皮で作られているからだ。
特注品でとても珍しいもので、
「ものを大事にする」という校訓があるこの私立の学校では、常に自分の身に手帳を携帯しておかなければ、風紀検査の際に一点引かれてしまうのだ。
(ほんと、わけわっかんない!この学校!)
「ど、どうしよ〜」
一人でそう呟いたとき、誰かに左肩をたたかれた。
「もう!何よっ!」
イライラしながら左を向くと…
「これ、あんたの?」
黒河くんが手帳を私に向かって差し出していた。
「あ…ありがとうございます」
差し出された手帳を受け取り中を見てみると、確かにそこには私の証明写真が貼ってあって。
「あの…これどこで拾ったの?」
「………………」