45センチのコイ。

つい、声を荒げてしまった。

あたしの声が廊下に響いて、そばを歩いていた人が怪訝な顔をしながら通り過ぎて行った。


もう、最悪かも……。

なんか、またニキビできちゃいそう……。

今度はおでこみたいに、髪で隠れるようなところじゃ済まない気がする……。


……あれ?。

あたし、喋ってからけっこう経ったけど、応答ないんですけど……。


四月一日……くんは、こっちを向いているけど無表情。

……うん。たぶん無表情。
メガネがないからぼやけてるけど、無表情。

……なんか、自分が間違ったことしたみたいで、怖くなってきた……。


「四月一日くん?……」


1、2歩、四月一日くんの方に前進して、名前を呼んでみた。