45センチのコイ。

「待ってっ!」


呼んでも四月一日は、あたしの少し先を歩き続けている。

一方あたしは、四月一日の少し後ろを走っている。


こっちは走ってるのになかなか追いつかない。


「わっ、四月一日っ!」


名前を呼んだところで、やっと止まってくれた。


「何?」


振り返って、用件を聞いてきた。


「な、何っ……てっ……」


少し息切れをしたあたしは、今は息を整えるので精一杯。


しばらくしてから、すうっと空気を吸い、


「メロンパンと揚げパン、交換してくれない?」


少し低めの声で、言った。