45センチのコイ。

頭を抱えていた夢香は、一旦リンゴジュースを飲み、なぜか一瞬渋い顔をしてからまた考え出した。


あたしは、さっき喉を詰まらせて落ち着いてオレンジジュースを飲めなかったので、もう一度飲もうと手を伸ばした。

……あ、まずい。氷が溶けて水っぽくなってる。
だから夢香、あんな顔したのかも。


「あはっ、何その顔」


さっきまで「わ」しか言ってなかった夢香が、いきなり笑ったので少しビックリする。


「あんた今、すっごい変な顔してたよ」


……自分だって、さっき渋い顔してたじゃん。
変な顔だったし。