「・・・え?どうして?」

一瞬頭の中が真っ白になった。

どうしてそんなことを言われるのか。

「最近校内で噂になってるんだよ。クラスメートたちとはほとんど親しくしないのに、先輩とは笑顔を向けあうほど仲が良いのかって。

あの先輩無愛想で結構有名なんだよ。誰がいくら話しかけてもうんともすんとも言わないのに、同じ図書委員ってだけの後輩にはこうも心を開いてるのかってね。

それにほら、あの先輩容姿はすごく良いだろ?だから密かに狙ってる女子とかも多いのに、あんな地味な子がそばにいていいのかって。」