翌日の放課後は委員会の集まりがあった。

私は伊織君と一緒に図書室へ向かった。

図書室に入ると既に数人集まっていて、その中にあの放課後にみた先輩の姿を発見した。

同じ図書委員で一気にテンションがあがってゆく。

司書の先生からプリントをもらいさり気なく先輩の近くの席に着いた。

プリントを読むふりをしながらちらちらと先輩を盗み見ていると、先輩と目があってしまった。

しかも先輩が微笑むものだから一気に顔が赤くなっていくのが分かってあわてて俯いた。

火照った顔をもとに戻そうと必死になっていると、いつの間にか全員そろってたみたいで委員会が始まった。