「おかえりなさ~い」


あたし達はお姉さんの声を最後に、観覧車から降りた。


そこにはもう、華恋と瑠がいて‥


「先輩、あたし‥言ってくるね」


そう言ってあたしは瑠の元へ駆け寄った。


「っ瑠!あたし、話があるのっ」


無駄に呼吸が乱れる。
心臓がドキドキうるさい。


「あぁ」


そう言った瑠の腕を引っ張って、あたしは人が少ない場所へ移動した。