始発とともに

「修二さん、文化祭の良い案考えてください。」

夕飯を済ませ、縁側で四人並んでデザートを食べていた。

近所の中田さんが持ってきてくれたと言うブドウは、甘くて濃い味がした。

「突然のお願いですね。」

秋のお願いに、修二は苦笑いを浮かべた。

「文化祭は大人が手を出さないのが決まりだろ?」

忍が言うと、秋は頬を膨らませながら睨んだ。

「初めてなんだから良いの!
第一『手伝って』とは言ってません。」

「本当に秋は屁理屈娘だなぁ…
意見を求めるのも手伝いの一つだろ?」

「違うわよ、参考にするの!」

「最初に『考えてください』って言っただろ!?」

「もう、忍には聞いてないでしょ!?」

「俺は根本的な話をしてるんだよ!」

秋と忍のやり取りに、北斗と修二は顔を見合わせて苦笑いを浮かべた。