始発とともに

朝食の手伝いを始めた頃は、包丁もろくに握れなかった秋だったが、忍の教えのおかげで今では簡単な朝食位は一人で作れるようになっていた。

「はい、お待たせ。
じゃあいただきます。」

忍の号令で、四人は揃って朝食を食べ始めた。

「そういえば、二人は部活どうするの?」

忍の言葉に、北斗と秋は顔を見合わせた。

「まだ決めてない。
私は今まで帰宅部だったし…
北斗は?」

「俺も決めてないなぁ。
今ではバスケ部だったけど、あの学校にバスケ部があるかも謎だからな。」

全校の人数が少ないから、部活動紹介は掲示板で済ませているらしい。

「崇に聞いてみるか…
でも、部活に入ったら帰り遅くなりますよ?」

「別に良いよ。
買い物なら俺が行くし。」

北斗の言葉に、忍はアッサリと答えた。

「もし入りたい部活があったら、私たちに遠慮しないで入って良いんですよ?」

修二が優しい微笑みを浮かべながら言った。

「じゃあ、今日は部活見学でもするか?」

北斗の言葉に、秋はコクリと頷いた。