始発とともに

その後ずっと不機嫌そうな秋に、北斗は訳が分からないまま夕食の手伝いをしていた。

「秋はどうしちゃった訳?」

夕食の準備をしながら忍が言った。

「よく分かんないんですよ…
なんか、仲良くなったのが気に入らないみたいで。」

「仲良く?
それって男?女?」

「それぞれ。
崇と蓮華って子です。」

「会った初日で女の子呼び捨て?」

忍が驚いたように言った。

「いや、蓮華がそう呼べって言うから…」

「ふーん。」

北斗の言葉に、忍は面白そうに目を細目た。

「…何ですか?」

「別にー♪」

忍は楽しそうに笑った。