始発とともに

「お、蓮華(れんげ)おはよう♪」

崇が嬉しそうに手を振った。

「蓮華ちゃん、修二さん家の子達だよ。」

一人の女子が言うと、 蓮華はふーんと二人を見つめた。

「蓮華、自己紹介は?」

崇の言葉に、蓮華は面倒そうに眉を寄せた。

「私は渡辺蓮華(わたべれんげ)よろしく。」

蓮華は不機嫌そうにそう言うと、さっさと席に座ってしまった。

「見た目はあれだけど、良いやつだからさ♪」

崇がこそっと言うと、蓮華が崇を睨んだ。

「崇、余計なこと言わなくて良いのよ!」

ふんっと蓮華は頬杖を付きながら窓の外を見つめた。