始発とともに

「大丈夫です。
高校の入学式なんてそんなものですよ。」

北斗が苦笑いを浮かべながら言った。

「確かに。
逆に保護者が来た方が浮くよね。」

忍は味噌汁を飲みながら言った。

「…そうか。
私は昔の人間だからそういうのに疎くてね。
気をつけて行くんだよ。」

「大丈夫。
ほぼ一本道だから迷わないし。」

秋がお茶を飲みながら笑った。

修二は苦笑いを浮かべながら頷いた。

「あっ北斗、帰りによろしく。」

忍は思い出したように財布とメモを北斗に渡した。