始発とともに

「おはようございます。」

北斗が居間に入ると、三人は待ちわびたように北斗を見つめた。

「揃ったところで、いただきます。」

四人は揃って朝食を食べ始めた。

あれから修二の家で暮らすことにした北斗と秋は、身の回りの全てを修二の世話になることになった。

一時しのぎの荷物しか無かった二人に、勉強机やらの家具を修二が買い与えた。

服などの日用品は忍の案内で隣町の商店街に買いに行った。

唯一の女子である秋の買い物は時間がかかり、北斗と忍がぐったりしてしまったのは言うまでもない。

それから修二は二人が高校に通えるように手続きしてくれた。

未成年で家出同然の二人の手続きをどうしたのかは知らないが、二人は簡単な面接と試験で入学を許された。

元々進学校に通うはずだった二人には、簡単な試験だった。

「本当に入学式に行かなくて良いのかい?」

修二は朝食を終えると、二人に尋ねた。