「中にメモ入ってるから。
いってらっしゃい。」
そう言うと、忍は居間に戻っていった。
財布を開いてみると、数枚のお札と買い物のメモが入っていた。
北斗は、自転車に乗りゆっくりこぎだした。
村は狭いからすぐにでも秋を見つけられると思ったが、いざ探してみるとなかなか見つからない。
一夜を過ごした神社にも、初めて会った駅にもいなかった。
商店街も住宅街も見たが、秋どころか人がいなかった。
途中で買った水で喉を潤すと、おもいのほか疲労が押し寄せてきた。
気づけば探し始めてから二時間が経っていた。
「…どこ行ったんだよ…」
北斗は軽いため息と共に、再び自転車をこぎ出した。
いってらっしゃい。」
そう言うと、忍は居間に戻っていった。
財布を開いてみると、数枚のお札と買い物のメモが入っていた。
北斗は、自転車に乗りゆっくりこぎだした。
村は狭いからすぐにでも秋を見つけられると思ったが、いざ探してみるとなかなか見つからない。
一夜を過ごした神社にも、初めて会った駅にもいなかった。
商店街も住宅街も見たが、秋どころか人がいなかった。
途中で買った水で喉を潤すと、おもいのほか疲労が押し寄せてきた。
気づけば探し始めてから二時間が経っていた。
「…どこ行ったんだよ…」
北斗は軽いため息と共に、再び自転車をこぎ出した。

