始発とともに

駅で会ったときの秋は大人っぽくて、どちらかと言うと静かな印象だった。

一日一緒に過ごしたら大人っぽさよりも、猫のように自由な姿が印象に残った。

今日に至っては、ただ癇癪を起こした子供の様だった。

「…随分印象の違う子達だな。」

忍は呆れたように笑った。

「あの子は大人しそうな顔して、かなり我が強い。
それとは反対に君はかなり冷静だ。」

忍の言葉に、修二は困ったように微笑んだ。

「べつに冷静な訳じゃ…」

北斗は思わずうつむいた。

「多分秋は慣れてないんですよ…
人の親切とかそういうのに。」

北斗が言うと、修二と忍は目を見合わせた。

「…後で探しに行きます。」

北斗が言うと、修二は優しく頷いた。