始発とともに

騒ぎの中だった文化祭は、小学六年のクラスが最優秀賞を獲って幕を閉じた。

どのクラスも悔いのない文化祭になったようで、翌日の打ち上げはかなり盛り上がったらしい。

「にしても惜しかったよな?」

「俺たちも良い線いってたよな?」

「秋ちゃんと蓮華ちゃんの飾り付け可愛かったし♪」

「商品も完売したしな♪」

週末には、クラスメイトが見舞いに来てくれた。

全員で来てくれたお陰で、病室はがやがやと賑わっていた。

途中看護婦さんからお叱りを受けたりはあったが、あんな事があった後でも皆が笑っていてくれることが嬉しかった。

「来年こそは北斗と秋ちゃんをメインにしようぜ?」

「あと、蓮華ちゃんもね♪」

「崇は委員として、バリバリ働いて貰うからなぁー♪」

「「勘弁してくれ!」」

北斗と崇が揃って否定すると、病室に笑い声が響き、駆けつけた看護婦さんに強制退去を命じられてしまった。

クラスメイトが帰った後の病室は妙に静かだった。

コンコンとノックの後に、修二と忍が病室に見舞いに来てくれた。

「たいぶ顔色が良くなって来ましたね。」

修二が安心したように微笑んだ。