始発とともに

翌日の文化祭二日目も予定通り行われた。

事件のことは今のところ騒ぎになっておらず、北斗の欠席はとりあえず体調不良という事になっていた。

秋と蓮華も事情聴取があり学校を欠席したが、崇は委員としてそして皆を心配させないために文化祭に参加した。

事情聴取を終えた秋の話によると、夏休みのガラス事件も蓮華の両親が起こした事だった。

家から出ていった蓮華が二度と戻らないことを恐れ、それならば殺してしまおうと思ったらしいが、北斗が蓮華を助けた為に今回の強行手段に出たらしい。

蓮華は北斗を二度も巻き込んだこと、そして秋に怖い思いをさせた事で、ひどく心を痛めて泣いていたと言う。

「会ってくれないの…
家には要るのに、出てきてくれないのよ…」

あれから実家に戻った蓮華は、引き籠ったまま姿を現さないらしい。

「大丈夫かな…」

秋は心配そうに呟いた。