始発とともに

「大丈夫ですよ。
北斗くんはすぐに良くなります。」

「でも…」

蓮華を探してウロウロしていたら、購買の前のベンチに並んで座っている蓮華と修二の姿が見えた。

「あのときガラスが倒れたのは…
もしかしたら自分の両親が倒したんじゃないかって…
…私を殺すために。」

蓮華の言葉に、崇は無意識に握り拳を作っていた。

「だから北斗くんが怪我したのは自分の責任だと?」

修二の言葉に、蓮華はゆっくりと頷いた。

「だったら蓮華さんの責任なのかも知れませんね。」

修二の意外な言葉に、崇は二人の前に飛び出そうと一歩踏み出したが、いつの間にか背後に立っていた忍ぶに肩を掴まれて立ち止まった。

忍は静かに二人を見つめ、優しい瞳で崇を見つめた。