始発とともに

「文化祭って楽しかったのね。
こんなことなら、早く参加しておくんだった。」

蓮華は最近分かりやすいくらい明るくなった。

文化祭準備にも積極的に関わるようになり、秋も蓮華と一緒にクラスメイトとどんどん打ち解けていった。

「だろ?
やっぱり皆と一緒が一番だって♪」

崇はそんな蓮華の成長が嬉しいらしく、前にも増して蓮華に積極的に関わるようになった。

あれでも多少は遠慮していたんだと分かって、北斗は呆れたような羨ましいような気持ちだった。

「北斗の班も順調そうだね♪」

「まぁな。」

嬉しそうに言う秋に、北斗は優しく応えた。

「立派なカウンター作ってね?」

「任せろ。」

蓮華の笑顔に、北斗も笑顔になる。

これが望んでいた学校生活だと、今ならはっきり言える気がしていた。

それくらい今年の夏は充実していた。