始発とともに

そして夏休みも後半に入り、学校は文化祭準備の為に登校している学生で賑わっていた。

北斗達のクラスも出し物の準備でバタバタしていた。

女子は揃いの衣装を作ったり教室の飾り作りの担当、男子はカフェのカウンターやショップの什器製作を担当していた。

秋と蓮華も他の女子と一緒に作業をしている。

蓮華が皆と笑っている姿を見ると、家に逃げ込んできたのを忘れるくらいだった。

「北斗、ちゃんと押さえてろって。」

「あぁ、悪い。」

北斗は他の男子と一緒にカウンターを作っていた。

崇は色んな班に目配せしながらも、クラスを盛り上げるように人一倍働いている。

「じゃあ、そろそろ昼休憩にするか♪」

崇の号令で休憩に入り、四人は購買に向かった。

夏休みに登校する生徒のためにと、購買はほぼ休みなしで開いていた。

四人は買い物を済ませて、中庭に移動した。