始発とともに

しばらくして落ち着いた蓮華は、ゆっくりと北斗から離れた。

目を真っ赤に腫らした蓮華は、恥ずかしそうで同時に哀しそうな表情でうつむいた。

「ごめん…」

「いや…」

そのまま言葉が続かずに沈黙が流れた。

「秋、飯の用意するぞ。」

いつのまにか着替えていた忍が気だるそうに言った。

「私…」

「食べていきなさい。」

蓮華の言葉を遮るように修二が言うと、蓮華は少しホッとしたように表情を和らげた。

「二人とも着替えてこい。」

忍に言われてまだ寝巻き姿だったことを思い出し、二人は自室に戻った。