始発とともに

翌日の朝、北斗は秋にたたき起こされた。

秋はパジャマ姿のまま、顔面蒼白で北斗を見つめていた。

「北斗…」

「何かあったのか!?」

北斗が慌てて起き上がると、秋は北斗の手を掴んだ。

「蓮華が…」

秋はそう言うと、北斗を居間まで引っ張っていった。

居間の入り口に寝巻き姿の修二と忍が立っていて、心配そうに中を覗いていた。

秋と北斗が居間に入ると、そこには頬が赤く腫れて唇から血を流した蓮華が座っていた。

「蓮華…」

北斗が呆然と呟くと、蓮華は目に涙を浮かべながら北斗に駆け寄りすがり付くように泣き出した。

蓮華のあまりにも弱々しい姿に、北斗は蓮華を強く抱き締めた。

秋は北斗の服を掴んだまま二人を見つめていた。