始発とともに

打ち上げを終えて、雑談に華を咲かせるクラスメイトに別れを告げて教室を出た。

廊下にも帰ろうとしない生徒が雑談していたり、ちょっと覗いた教室内にも盛り上がりを見せる生徒がいる。

「村の子供たちは全員ここにいるんだから、早く帰る意味ないのね。」

秋が苦笑いを浮かべながら言った。

「まぁね。
それに学校の方が涼しいし♪」

田舎の学校だが、冷暖房設備は充実している。

修二の家にはクーラーがないし、村の雰囲気を見た感じではクーラーを入れる家が少なそうだった。

それくらい普段が涼しくて過ごしやすいということだろう。

「どうして崇まで着いてくるの?
図書室に用はないでしょ?」

蓮華の冷たい視線にもめげずに、崇はにっこりと笑った。

「夏休みに遊ぶ計画立てなきゃでしょ?」

崇を除いた三人は、ただただ苦笑いを浮かべた。