始発とともに

どさくさ紛れに、北斗は疑問をぶつけた。

普段の修二は何をして過ごしているのか、普段の忍は誰とどんな話をしているのか。

「普段ですか…
そうですね、まず犬や猫に餌をあげます。」

「エサ代だって、馬鹿になんないんだぞ?」

「…村を一周散歩してみたり。」

「散歩は健康に良いが、真夏にまで歩き回られるとさすがになぁ…」

「…本を読んだり…」

「読書は良いが、読み出したら止まらない癖は直してもらわないと。」

「忍さん…
そろそろやめてあげてください。」

修二が言うたびに忍が突っ込むものだから、だんだん修二の声は小さくなり、終いには寂しそうにうつむいてしまった。

「あっ、ごめん。」