地面に落ちる私の涙…


「ダセェとこ…見せたくないんだ…」


私には…


ダセェとこ見せてもいいの?


「…うぅ…ヒクッ……涼太…」



私はその後の授業をサボり、屋上で思いっきり泣いた。


それなりの声で…



「また泣いてる。」


「え…?」



ドアの方に願っても会えなかったあの人が立っていた。


今はHRが始まっている時間。



そして休みなんじゃないの?



「何で会う度泣いているのかな?」


「な…んで…」


「ん?」


クラスの人休みって言ってたのに、なんでいるの?

「どうしたの?」


何度まばたきしてもそこには愁さんが立っている。