あたしがメイドよ喜びなさい

彼は勉強やスポーツだけでなく、性格もよかった。

あたしが消しゴムを落としたときにはいつだって拾ってくれた。
あたしが居眠りしていた授業をわかりやすく教えてくれた。
女の子に責められたときには味方してくれた。


徐々にれおくんに惹かれていた、ある日。
給食の時間のこと。
あたしは牛乳が嫌いで、いつも残して先生に怒られていた。

その日はかぼちゃのコロッケとパン、スープにヨーグルトという、なかなかアタリな給食だった。

いつもの癖で牛乳を机の隅に寄せる。
先生に見つかったかな、と前を向くと、
向かいの席でかぼちゃコロッケを机の隅に寄せるれおくんがいた。

「「あっ」」

2人の目があう。
と、同時に真っ赤になるれおくん。
耳まで真っ赤だ。