「…ん?どうした?」
「あー、すいません。知らないです。私同じクラスの人の事もあんまりわからないっていうかですねー」

 とりあえずメガネがほしい…。さっきまであったのになぁ…。辺り見ても見えないし。

「斉藤どうした?」
「いや…メガネが…」
「斉藤のメガネ、オレ持ってるけど?」

 え?持ってる?え?

「はいっ」

 目の前にメガネが出される。だけど…。

「いらないです。適当に捨てておいてください」

 男が触った物なんて俺の時意外は触りたくない!!!

「えっ?おっ、おい!」

 私はその場から走り去った。