*教室*

 私は有希叔母さんの後を行った。言われたとおり、少し俯いて。

「生徒諸君、どうだい?」
「「「「「有希せんせー、楽しんでまーす♪」」」」」
「…まぁ、その位にしてやれ」
「「「「「はぁ~い♪」」」」」」

 生徒諸君って言うか…女子の群れ。

「よぉ、前田。どんな気分だ?」
「最悪だよ…ババァ…」

 有希叔母さんはにやぁっと笑い、ぼそっと私に、席に座っていろと言った。

「前田話は聞いた。…お前さぁ、欲求不満か?」
「…へ?」
「わざわざ学校でしなくてもいいだろ…しかも無理やり」
「はっ?」
「いやぁ、あそこで叫ばれていなかったら…お前どこまであんなことするつもりだったんだ?」
「???」

 教室の、特に女子が興味心身で有希叔母さんの話を聞いている。

「オレ何もしてないんだけど…」
「触っただろ?」
「え?…ああ(肩を)」
「前田…認めたな…」
「?」
「皆聞いたか!?前田は女子のあんなところやそんなところまで無理やり、しかもいっぱい触りたいんだとさ!!!」
「「「「「春紀へんた~い」」」」」

 有希叔母さんにはめられたかわいそうな人。

 女子は楽しそうにやっているけど。

「え?ちっ違うんだああぁぁあぁぁぁぁああ!!!!!」