家に帰ると、お姉ちゃんがいた。


「お姉ちゃん?すごい格好だね…。」
「まぁね〜♪今日は、彼氏とディナーだから☆」
「ふーん…。そっか。」
「ほんっと、無関心だよね〜。恋愛にっ!あたしなんか、ちゃんと高2の時はバリバリ恋してたよ!」
「ふーん。」
「まぁ、あんまり遅いとみんなから遅れるよ。せいぜい頑張んなさいねぇ♪」
「はいはい。」
「ヤッバ!遅れる…!」


お姉ちゃんは、あわただしく家を出ていった。

みんなして、彼氏彼氏って…。
羨ましいよ〜!
そりゃ、告白はされるよ。
人並みにね。
でも、彼氏が欲しいからとかいう理由で付き合うのってさ、相手に失礼だと思うんだよね。
あたしだったら、絶対嫌だもん。
そういうのは、好きな人とじゃないと嫌だもん。
まぁ、ちゃんと考えてるって事!
…って誰に言ってんだか。

ピリリリリリ〜♪
携帯が鳴った。

受信:syo-2-r


「誰〜…?」
ピッ。


『久しぶり。
元気か?
てか、山形だったけ?
どうよ?
連絡しろよ。』


…?
誰なの?
間違えかな…?
あたしはとりあえず、打った。