「フフフ。やっぱり、勘違いしてたの?」
「え?勘違いって。」
「私は、翔と付き合ってないわ。翔の姉。」

あたしは、食べていたケーキをのどにつまらせた。

「え?ゴホッ。お…ゴホッ姉さん?」
「ええ。」

嘘〜?!
あたしってば…!
何て早とちりな…。
恥ずかしい(恥)!


「そうだったんだ…。」
「ええ。びっくりした?」
「そりゃ、すごい。」
「誤解してるんじゃないかと思って…。それで今日、話したかったの。どうしても、バレンタインまでには…ね☆」

美鈴ちゃんは、ウインクをして言った。

「見抜かれてる…(泣)」
「分かるわ。表情がすごかったんだもの。翔は、気付いてなかったけどね♪」
「わぁ〜ん…。」
「フフフ。」






「何ソレ〜?」
穂香が言った。
「お姉ちゃんて…。どんだけ〜!」
世羅も言った。

「もう、びっくりだよ。」
「良かったじゃん♪頑張りな!」
「うんっ☆」




家に帰り、作った。
翔のことを思って…。
願いを込めながら。


翔…出会ってから、全然日にち経ってないけど。
あたしは、大好きになりました。

翔は…


どうですか…?