生ぬるい林間空間

「空良」


「うん」


「出よっか」


頷いた。 着替えて女風呂の
のれんをくぐると、丁度隣から



由良が出てきた。



あ、という形に口を開くと
此方に来てケラケラ笑った。



「なんなの、空良。 顔まっか。
どんだけ入ってたの」